私は10年以上、パチスロにお金を注ぎ込んでおります。
もったいないと思ったことは三日に一回くらいのペースであります。三日に三回の時もありました。辞めたいのですがなかなか辞められない。これが依存症というものでしょうか。
私がパチスロにハマった瞬間は今でも覚えています。
約12年前、大学に通うために大阪で一人暮らしを始めた二日目。高校時代の友人がパチスロに誘ってきました。まだ大学の入学式前で、その友人も大阪で一人暮らしを始めており、家が近所ということで大阪で唯一の遊び相手でした。
その友人は少し前にパチスロデビューをしており、まだやったことがない私にも教えてやろうという感じで誘ってきました。全く行きたくなかったので断りまくっていましたが、当時の大阪では唯一の遊び相手なので、友人がパチスロに行ってしまうと暇で仕方がなかったので、見るだけ!と思ってついて行くことにしました。
その時は1000円を使うことすら絶対に嫌だと、もったいないと思っていました。
初めてパチンコ店に入りましたが、うるさいし臭いしこんなところで見てるのも嫌でした。友人は慣れた様子で打ち始めましたが、私はその真後ろで見てるだけ。想像してみたらわかると思いますが、他の客からしたら邪魔な奴です。睨まれてもどこにも行くとこないし、、、
とりあえず、1000円だけ打ってみよう。友人の隣に座りました。初めてで戸惑っているのがばれたくないので堂々と座りましたが、お金を入れるところもわからないしコインが3枚で1回しか回らないのも知らないし、とにかく冷静に、そしてゆっくり時間を掛けて暇を潰そうと頑張りました。
1000円でどれだけ時間を潰せるのだろうとしか考えず、当たるなんて夢にも思わず、ただパチスロデビューだと悟られないように堂々と回していたその瞬間、私の台が凄い音と凄い光で一気に注目を浴びてしまいました。
何が起こったのかわからず、でも友人は興奮。
大当たりでした!なんで7が揃ってないのに大当たり?みたいな事を思った記憶があります。友人が店員を呼んで優しい店員さんが7を揃えてくれました。当時の私はなんで揃えてくれたんだろう?と思ってましたけど。
その後も当たりが続き、当たる度に店員さんが7を揃えてくれ、結果、1000円が30000円くらいになりました。
大金です!まさにビギナーズラック!二度とないだろうな、と。(この時点ではまだやめられたはず!)
その次の日、また友人が誘ってきました。
二度とあんなことはないだろうと断っていましたが、まだ遊び相手は一人しかいないので、結局行ってしまいました。
しかも前日に勝っているので、その日は2000円だけ打とうと決めて台に座りました。
結果、2000円目を入れた瞬間に大きな音とチカチカピカピカと台が光りました。
大当たりでした。2000円が20000円くらいになりました。人生こんなに楽して稼げるのかと、一人暮らしを始めていきなりダメ体験を積んでしまいました。
次の日、私から友人を誘いました。
その日、30000円負けました。欲が出たら一瞬で負けました。その次の日、20000円負けました。
なんだったんだ、あの勝ちは。
私の50000円はどこにいった?と、自分の元のお金でもないのにまた勘違い。
でも、取り返すぞ!と勘違いして今の私がいます。
恐ろしいですね。
どれだけ負けたかは数えていません。
ほどほどに、が一番です。